これまでで一番軽い一越ちりめんを開発しました
おはりばこのオンラインショップで、一越(ひとこし)ちりめんの白生地「白雪(しらゆき)ちりめん」を、切り売りでお取り扱いはじめました。本物の正絹、長浜の絹です。今日はこの生地のことを、少しだけお話しさせてください。
消えゆく産地の、本物の絹
かつて日本一の縮緬の里として知られた、滋賀・長浜。高品質な生糸を撚り、織り、仕上げるまでを一軒の機屋が一貫して手がける、最高級の白生地の産地でした。
けれど和装需要の減少とともに、生産は減り続けています。いまは全種類を合わせても年に約8千反。それでも今なお、7軒の作り手が最高峰の白生地を守り継いでいます。
その「一越」、本物の絹ですか
つまみ細工の世界で、「一越ちりめん」はよく知られた、信頼のある生地の名前です。けれど今、出回っている一越ちりめんの多くは、レーヨンやポリエステルなど化学繊維のもの。
私たちがお届けするのは、正絹の「本一越」です。本物の絹だからこその、上品な光沢と手触り。発色が澄み、化繊より縮みにくい。そして白生地ですから、自分の手で思いどおりの色に染められます。
116年ぶりの、つまみ細工のための一越
一越ちりめんが生まれたのは、1910年。それを生んだのは、ここ長浜でした。
その本物の一越を絶やすわけにはいかない。そんな思いから私たちは、誕生から116年を経たいま、つまみ細工のためだけに、できる限り薄く織り上げた一越ちりめんを新しくつくりました。その名を「白雪(しらゆき)ちりめん」と名づけています。
通常の一越は、一反およそ750グラム。糸を細くし、織りを工夫して、約520グラムまで。通常の一越にくらべて、生地の重さは約3割軽い計算です。これほど薄くても布がずれないのは、長浜の確かな織りの技術にほかなりません。
折りやすく、重ねても軽やか。小さな花びらの一枚一枚が、美しく決まります。なお、長浜で一越ちりめんが織られた量は、2025年でわずか127反。産地でも、ごく僅かしか生まれない希少な絹です。
必要な分だけ、30cmから
絹一筋、京都・西陣の絹糸問屋から始まったおはりばこだからこそ、提案したい絹織物の新しい形です。着物のためだけでなく、手仕事を愛するすべての方へ。本物の絹を、必要な分だけ。
切り売りは30cmから、10cm刻みでご指定いただけます。価格は550円/10cm(税込)。一反まるごと(約13m)は52,800円(税込)です。白いままで白い花に、また絹だからお好みの色に染めて。おはりばこの教室と同じ生地で、心ゆくまでお楽しみください。
数に限りのある希少な生地です。「白雪ちりめん」が気になる方は、ぜひこの機会にお手に取ってみてください。
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